2025年春スタートのオリジナルアニメ『日々は過ぎれど飯うまし(通称:ひびめし)』。
美味しそうなご飯と、ちょっとリアルな日常描写が話題になっていますよね。
実は『ひびめし』の主な舞台は、東京都八王子市。実在するお店やスポットが多数登場しているんです!
この記事では、『ひびめし』に登場する聖地(ロケ地・モデル地)をわかりやすくまとめました。
聖地巡礼を考えている方も、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
※本記事では一部ストーリーの内容に触れています。未視聴の方はご注意ください。
『ひびめし』聖地まとめ|南大沢エリア
『ひびめし』では、主に南大沢エリアと高尾エリアが舞台として登場しています。
まずは、主人公たちが通う学校のモデルがある「南大沢エリア」から紹介していきます。
聖地①東京都立大学 南大沢キャンパス
まこ達が通う学校のモデルは、「東京都立大学 南大沢キャンパス」です。
エンドロールの取材協力にも「東京都立大学」の名があり、その再現度の高さに納得です。
作中では「稲荷女子大学」として登場し、女子校という設定になっています。
「南大沢キャンパス」は、東京ドーム約9個分もの広大な敷地面積を誇るキャンパスで、物語の中でもさまざまなスポットが登場しています。
ここでは、登場シーンの中から印象的なロケ地をいくつかピックアップしてご紹介します。
光の塔
第1話の冒頭、タイトルと共に映し出されたのが「光の塔」。
南門側にそびえる高さ40mのシンボルタワーで、舞の橋歩道橋とともに印象的なシーンを彩っていました。
キャンパス1号館も兼ねており、通常は立ち入りできませんが、授業や行事がない時期には一般公開されることもあるようです。
アーケード
キャンパス内の特徴的なアーケードも登場。
南大沢駅から正門を抜けて進むと、右手にこの大きなアーケードが現れます。
すぐ近くには、「ペンローズタイル貼り模様」があり、こちらも作中にしっかり描かれていました。
空の目門(まど)
大学広場に設置された石造モニュメント「空の目門(まど)」も登場。
「二本の柱が互いに愛を確かめ合いつつ、空へ宇宙へ未来へと目を見開く」という願いが込められているそうです。
こちらは、先ほど紹介したアーケードの向かいにあります。
4話の集合写真のシーンでも登場していましたね。
風の広場 六万石岩組風舞台
部室棟の近くにあるモニュメントは、風の広場にある「六万石岩組風舞台」だと思われます。
モニュメントは実在しますが、部室棟そのものは架空の設定のようです。
この他にも、まことしのんが再会した「学生広場」など、印象的なスポットが多数描かれています。
なお、「東京都立大学 南大沢キャンパス」は、条件付きで一般の方も見学が可能です。
訪問前には、必ず公式サイトなどで最新の情報を確認し、マナーを守って楽しんでくださいね。
住所:東京都八王子市南大沢1丁目1
京王相模原線「南大沢」駅改札口から徒歩約5分
※改札口を出て右手にキャンパスが見えます。
続きまして、2話で買い出しに行っていたお店を紹介します。
聖地②三徳 南大沢店
第2話中盤で、まことくれあが買い出しに訪れたのは「三徳 南大沢店」がモデルと考えられます。
作中では店名が「Yontoku」となっていました。
ちなみに2人座っていたベンチも実在します!
八王子南大沢五郵便局前にあるベンチで、こちらも再現度が高く、ファンにはたまらないです!
周辺の建物もしっかり描かれているので、聖地へ訪れるのが楽しくなりますね!
住所:東京都八王子市南大沢5丁目14‐7
「南大沢駅」から徒歩約18分
バス停「三徳プラザ前」から徒歩約2分
次の章では、「八王子駅周辺のエリア」に登場した聖地をご紹介していきます。
『ひびめし』聖地まとめ|八王子駅周辺エリア
八王子駅周辺エリアには、まこのアルバイト先のモデルや、第1話でまこが訪れていた飲食店があります。
それでは、1つずつご紹介していきます。
聖地①伊勢屋本店(まこのバイト先モデル)
まこのアルバイト先のモデルは、老舗和菓子店「伊勢屋本店」だと思われます。
作中に登場した店内の様子が、実際の店舗と非常によく似ていました。
「伊勢屋本店」は、創業80年以上の歴史を持つ名店。
名物の「みたらしだんご」をはじめ、いなり寿司やかんぴょう巻きなども販売しています。
住所:東京都八王子市八日町10-3
「八王子駅」北口から徒歩約9分
ここからは、第1話でまこがひとりで飲食店巡りをしていたシーンに登場するお店をご紹介していきます。
まず最初に訪れたのは、「西八王子駅」が最寄りのお店です。
聖地②とんかつ川ばた
まこが最初に訪れたのは、「とんかつ川ばた」。
作中では「とんかつ 三かわ」という店名で登場しています。
隣にある「らーめん熊八」も、「猪八」としてしっかり描かれていました。
周囲の建物や看板も細かく描写されており、再現度の高さに驚かされます。
住所:東京都八王子市散田町3丁目18‐4 青木ビル 1F
「西八王子駅」南口から徒歩約4分
次に、まこが訪れたのは「八王子駅」が最寄りの洋食店です。
聖地③Grillエスエム
2軒目として登場したのは、1970年創業の老舗洋食店「Grillエスエム」です。
こちらのお店は、2023年5月に一度閉店し、2024年9月に全面リニューアルしてオープンしています。
そのため、作中に登場する外観は、リニューアル前のものになります。
住所:東京都八王子市横山町21‐13
「八王子駅」から徒歩約7分
まこは「この店はちょっと1人で入りづらい…」という理由で、別のお店を目指します。
聖地④ほっこり中華そば もつけ(閉店)
3軒目に訪れたのは、「ほっこり中華そば もつけ」。
残念ながら、こちらのお店は2024年5月27日で閉店しています。
アニメ内と同様、実際にも行列ができるほどの人気店だったようです。
跡地には「中華そば えにし」がオープンしており、外観には今も『もつけ』の面影が感じられます。
ちなみに、『もつけ』店主・岡田智也さんが手掛けたラーメン店『TOKYO RAMEN かいか』が中野にオープンしているそうです。
住所:東京都八王子市万町34‐1
「八王子駅」南口から徒歩約8分
まこは「人が多いからやめとこう」と言い、さらに別のお店へ向かいます。
そして最後に立ち寄ったのが「たかお食堂(※閉店)」ですが、こちらは次章「高尾エリア」でご紹介します。
聖地⑤JR八王子駅北口
第4話中盤では、JR八王子駅北口をモデルにしたカットが登場していました。
ストリートビューで見ると、この場所だと思われます。
作中に描かれていたビル群の並びが、まさに実際の八王子駅北口と一致していて驚きます。
東京都八王子市旭町1丁目
次の章では、「高尾エリア」に登場した聖地を紹介していきます。
『ひびめし』聖地まとめ|高尾エリア
高尾エリアでは、くれあの実家が営むお店や、3話で登場した高尾山の登山シーンなど、見どころがたっぷり描かれていました。
まずは、惜しまれつつ閉店した「たかお食堂」からご紹介します。
聖地①たかお食堂(閉店)
くれあの実家のお店のモデルとなっているのが、実在した「たかお食堂」です。
作中でも実名で登場しており、エンドクレジットには「取材協力:たかお食堂」の記載がありました。
しかし、多くのファンに愛されたお店は、2025年4月18日をもって閉店。
その翌日・翌々日には、店内の撮影会が行われ、全国から多くのファンが集まりました。
住所:東京都八王子市初沢町1227-1
「高尾駅」南口から徒歩約1分
聖地②古道橋
1話でまこが落ち込んでいた場所は、「古道橋(こどうばし)」と思われます。
南浅川にかかる歩行者専用の橋で、周囲には実際に水遊びできる浅瀬があり、作中にも親子連れが描かれていました。
住所:東京都八王子市
「高尾駅」から徒歩約12分
聖地③南浅川橋
1話でしのん達と別れた後、「南浅川橋」からの風景のカットがありました。
古道橋から徒歩7分ほどの距離にあり、多摩御陵の参道としても知られる歴史ある橋です。
住所:東京都八王子市
「高尾駅」から徒歩約18分
聖地④旧甲州街道
まこが帰宅途中に歩いていたのは、「旧甲州街道」です。
1話のカットは、「有限会社ハーベストムーン」付近のようです。
また5話では別カットでくれあと一緒に歩くシーンも見られました。
先ほどの場所から、徒歩3分ほどのこちらの場所だと思われます。
背景に描かれていた建物の形が一致しているのがわかります。
住所:東京都八王子市
「高尾駅」から徒歩約10分
聖地⑤高尾駅
3話中盤で、まことつつじがいたのは、「高尾駅」です。
背景に描かれていた建物をストリートビューでも確認することができます。
東京都八王子市
聖地⑥高尾山口駅
4人が集合したのは、京王線の終着駅「高尾山口駅」。
作中では駅名もそのままで登場し、駅舎の外観も忠実に再現されていました。
駅名の通り、高尾山への玄関口として多くの登山者や観光客が利用する駅となっております。
住所:東京都八王子市高尾町
「高尾駅」から電車で約3分(1駅)
聖地⑦島田商店
しのんが木刀を見ていたお土産店は、「島田商店」がモデルとみられます。
実際に木刀の取り扱いがあり、観光客にも人気のお店です。
つつじがエナジードリンクを買っていた自販機は、隣の高松屋前にあるものです(※2025年5月時点ではエナドリは販売されていないとの情報あり)。
住所:東京都八王子市高尾町2205
「高尾山口駅」から徒歩約5分
聖地⑧四季の桜
まこがよだれを垂らながら見ていたお店は、「四季の桜」というお店。
カフェ兼お土産屋さんで、外にある大きなソフトクリームのオブジェが目印です。
店内がオシャレで素敵なので、是非立ち寄ってみたいお店です。
住所:東京都八王子市高尾町2208
「高尾山口駅」から徒歩約4分
聖地⑨高尾山エコーリフト山麓駅
4人がリフトに乗るために訪れたのは、「高尾山エコーリフト山麓駅」です。
「高尾山ケーブルカー 清滝駅」もあり、切符売り場も共通となっております。
山麓駅(リフトのふもと駅)から乗車する場合の運賃は以下の通りです。
大人 片道:490円、往復:950円
子供 片道:250円、往復:470円
作中でもあったように、途中でスナップ写真を撮影してくれるサービスがあります。
最新の運賃や運行情報は、公式サイトでご確認ください。
住所:東京都八王子市高尾町
「高尾山口駅」から徒歩約6分
聖地⑩リフト山上駅
リフトで登った先にあるのが「リフト山上駅」。
山麓駅から山上駅までの所要時間は、12分ほどです。
まことくれあが食べていたお団子屋さんもすぐ近くにあります。
味噌ダレのお団子美味しそうでしたよね!
住所:東京都八王子市高尾町2128
「山麓駅」からリフトで約12分
リフトの終点の山上駅からは「1号路」に出られます。
「1号路」は高尾山の中でも、もっとも観光向きで初めての方にもおすすめのルートです。
聖地⑪開運ひっぱり蛸
4人が撫でていたタコの石像は「開運ひっぱり蛸」。
たこ杉の隣に設置されており、“道を開く”ご利益があると言われています。
「リフト山上駅」から徒歩約13分
聖地⑫高尾山薬王院 浄心門
そして次に映ったのが、「高尾山薬王院 浄心門」です。
扁額「霊気満山」は“霊気に満ちた山”という意味で、高尾山の信仰の深さを物語っています。
「開運ひっぱり蛸」から徒歩約3分
聖地⑬権現茶屋付近
4人がソフトクリームを食べていたのは、「権現茶屋」付近。
疲れた身体に甘いものが染みる、そんなタイミングのシーンでしたね。
住所:東京都八王子市高尾町2177‐2
「高尾山薬王院 浄心門」から徒歩約10分
聖地⑭高尾山薬王院
「高尾山薬王院」は様々なスポットが登場していました。
詳しく紹介していきます。
天狗像
高尾山薬王院の2体の天狗像も登場していました。
左が小天狗(烏天狗)で剣を構えており、右の大天狗(高鼻天狗)は羽団扇を持っています。
仁王門
次に登場した赤い門は、「仁王門」です。
高尾山薬王院の境内に入る際に最初に目にする門です。
仁王門は、東京都指定有形文化財に登録されており、江戸時代中期に再建されたとされています。
本堂
4人がお参りしていた場所は、高尾山薬王院の本堂です。
本堂前に設置されている常香炉で、煙を浴びるシーンもありました。
現在の本堂は、1901年(明治34年)に建てられました。
祀られているのは「飯縄大権現」と「薬師如来」です。
厄除け・開運、健康、家内安全、商売繁盛、学業成就、縁結びなど、様々なご利益があるとされています。
奥之院の階段
つつじが息切れしていた階段は、薬王院奥之院へ向かう階段です。
住所:東京都八王子市高尾町2177(薬王院境内)
「権現茶屋」から徒歩約5分
聖地⑮やまびこ茶屋
4人が食事をしていたお店は「やまびこ茶屋」。山頂手前の人気食事処です。
高尾山名物のとろろそばはもちろん、カレーライスも名物となっています。
4人が注文したものはこちら。
つつじ⇒カレー
くれあ、しのん⇒とろろそば
まこ⇒山菜とろろ定食
どれも山で食べると格別ですよね!
住所:東京都八王子市高尾町2176
「高尾山薬王院 本堂」から徒歩約13分
聖地⑯高尾山山頂
そしてついに、4人がたどり着いたのが「高尾山山頂」。
標高599mからの眺めはまさに絶景で、都心や富士山まで見渡せるビュースポットです。
住所:東京都八王子市高尾町
「やまびこ茶屋」から徒歩約1分
高尾エリアの舞台巡り、いかがでしたか?
登山や観光を楽しみながら、『ひびめし』の世界観にたっぷり浸れるスポットが満載です。
舞台を巡っていると、アニメの中の風景が、実はすぐそばにあることに気づかされます。
『ひびめし』の聖地を歩きながら、あなただけの“日常の物語”を見つけてみてくださいね。